犬は飼い主の体調不良に気付くの?我が家の体験談
多くの飼い主さんが経験しているように、犬は飼い主の体調不良や気分の変化に敏感です。
実際に我が家でも、息子がインフルエンザにかかってしまった際に、愛犬のボーダーコリーが明らかにいつもよりも息子のそばにいた時間が長かったのです。
こうした行動の背景には、犬の優れた嗅覚や感情の読み取り能力が関係しているのではないか?といわれています。
今回は、まだ解明されていない部分も多い、犬の体調不良察知能力について解説していきます。
犬が飼い主の体調不良を察知する理由

犬は、飼い主の体調の変化をさまざまな方法で察知します。その方法として、主に以下の3つの説が挙げられています。
① 嗅覚で病気のニオイを察知
犬の嗅覚は人間の1億倍以上とも言われ、体調が悪くなると分泌される特有のニオイを嗅ぎ取っているとのではないか?といわれています。
② 行動の変化を読み取る
体調が悪いと、人は動きが鈍くなる、話す声のトーンが変わる、食欲が落ちるなどの変化が現れます。
犬はこうしたわずかな行動の変化を敏感に察知し、いつもと違うと感じ取っているのかもしれません。
③ エネルギー(雰囲気)の変化
例えば、飼い主の体調が悪いときの「弱った雰囲気」や「元気がない状態」を察し、本能的に寄り添う行動をとっている可能性があります。
犬が体調不良の飼い主に寄り添う理由
① 飼い主の体温の変化を感じ取る
犬は寒暖の変化に敏感で、飼い主の体が普段より熱を持っていることを察知している可能性があります。
特に、発熱時にはいつもと違う体温を感じ取っているのかも。
② いつもと違う匂いを感じる
発汗の変化や免疫反応による匂いが変わるため、犬が違和感を覚える可能性があります。
③ 心配して寄り添う本能
犬は群れで生活する動物であり、仲間の異変を察知すると寄り添う習性があります。
そうした本能から、飼い主が体調を崩すと、「大丈夫?」と寄り添い、見守る行動をとるといわれています。
医療分野でも活躍してる犬の察知能力

犬が人間の病気を察知する優れた能力は、医療分野でも活用されています。
① 医療探知犬(Medical Detection Dogs)
- がん探知犬:がん患者の息や尿の匂いを嗅ぎ分け、早期発見の研究に活用。
- 糖尿病探知犬:血糖値の変化を察知し、飼い主に警告する訓練を受ける。
② てんかんや発作を予測する犬
てんかん患者が発作を起こす前に、犬が異変を感じて知らせることができると報告されています。
これは、人間が気付かない些細な変化を犬が感知しているためです。こうした能力からも、犬が飼い主の体調不良を察知しているといえます。
しかし、なぜてんかんや発作を予知できるのか、科学的根拠はまだわかっていないといわれています。
愛犬が寄り添ってくれたらどう対応する?

① 安心させるために優しく撫でる
犬は「心配して寄り添っている」ので、優しく撫でたり、声をかけることで安心させてあげましょう。
② 必要なら少し距離を取る
もし体調がひどく悪く、犬と接するのが難しい場合は、別の部屋で休むことも大切です。
【参考にしたサイト】
▶︎ わんちゃんホンポ|犬は飼い主の体調不良を察知できる?その理由と行動サインを解説
▶︎ エキサイトニュース|犬は飼い主の病気がわかる?察知する不思議な能力
まとめ

犬は、飼い主の体調不良に気付く能力を持っているといわれています。
また、医療分野でも活躍してくれていることも事実です。
しかし、なぜわんちゃんたちに、そのような能力が携わっているのか?いまだに解明されていない部分も多いのです。
それゆえ、ミステリアスな部分も多いわんちゃんたちですが、きっと愛犬はあなたの体調不良を心配して寄り添ってくれているのかもしれません。
愛らしい愛犬と支え合って幸せに過ごしていきたいですね。
※この記事は、実際の体験や公的機関・企業サイトの情報をもとに構成しています。愛犬に気になる症状がある場合は、必ず獣医師にご相談ください。
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